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STEM CAFÉ

STEMとは
Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の
頭文字です。科学、技術、工学、数学の学びの世界を現役大学生、女性研究者たちにお話しを伺い、STEM CAFÉでお伝えします。

理系のイメージを変えるきっかけづくり-Miss Rikei Contest


『CURIE ミス理系2013』 グランプリ五十嵐美樹さんと特別賞の中山美織さんに、コンテスト出場のきっかけ、研究、理系の魅力、将来についてお伺いしました。
※CURIE:理系分野に力を注いでいる女子学生を紹介、応援する団体。「理系のイメージアップ!」「理系を盛り上げていくこと!」を目標に活動。理系女子による"Miss Rikei Contest"を企画・運営

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五十嵐美樹さん 上智大学 理工学部 機能創造理工学科 4年生

ミス理系女子に応募したきっかけは何でしょう?
五十嵐:まずCURIEさんの、『理系のイメージアップ』っていうのに共感しました。私もすごく頑張って理系の勉強をしているのに、『理系っぽくないね』っていうひと言で片付けられたり(笑)表面的なイメージで決めつけられることが多くて、それがすごく嫌だなと思っていたのが参加のきっかけのひとつです。それと、4年間大学生活をやってきて、いろいろとうまくいかないことも多くて(笑)何かをやり遂げて、自分の中で自信を持てたらいいなって思って、私にとっては勇気がいることだったんですけど、応募しましたlovely

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中山美織さん 早稲田大学 先進理工学部 化学・生命科学科 2年生

中山:私は、1回目のミス理系女子のときに、私の学科の先輩が出ていらして、そのときにそういうのがあるのだと知りました。私はモデル活動もやっていて「理系の良さ」を皆に伝えられるいい機会と思いました。『理系のイメージにフォーカスを当てている、注目している』というのは面白いなと思ったし、理系女子のイメージを、いい意味で覆せるといいなと思って応募しました。

では今後、ミス理系としてどんなメッセージを社会に伝えていきたいですか?
五十嵐:卒業後はエンジニアになりますが、日本の技術を、特に発展途上国に伝える仕事なので、科学技術の発展が日本や世界を支えているという「すごく大きなことをしているんだよ」っていうことや、「理系の良さや、その結果で世界が回っている」っていうのを皆に知ってもらいたいなっていうのがありますね。「すごいことをしていて、すごく面白いこともあるんだよ」って。あと女の子にも「理系は暗いから行きたくない」みたいなのがあると多分あると思うんです。特に親の方が心配されているようですが、私は『本当に自分のやりたいことを信じて突き進めば、何か得られる』というのは、自分を高めることによって伝えることができるかなって思います。

中山:
モデル活動をやっている理由としても、理系を知ってもらいたいなっていうことがあるんです。今現在は実験で忙しくていろいろ活動する時間がないんですけど、それでも、好きなことができるのだと思って欲しくて。そういうところで選択肢を狭くしないで欲しいなとは思いますね。まだ2年なので、これからどうなっていくか分かりませんが、出来る限り、理系を発信する手段として自分を使ってもらえたらいいなって思っています。ブログも書いていますが、その中でも『私はこういう勉強をしているんだよ』とか、『理系だけどこういう楽しいことをやっている』っていう日常生活も伝えていけたら、またステレオタイプみたいなのを払拭したいなと思いますねcoldsweats01

お二人の研究についてお伺いします。
五十嵐:私は『YBCO』という超伝導体物質を研究しています。イットリウム系の超伝導体物質です。超伝導っていうのはリニアモーターカーに使われたり、今の世界に応用が効くものです。それを電線にするために、薄膜線材化します。ざっくり言うとその物質を何にでも応用させるために薄膜化し、それを線として利用するという感じです。
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何故それを研究したいと思ったのですか?
五十嵐:まず環境問題にすごい興味があって。超伝導って電力損失せずに届けることができるんです。電力を無駄にしないものなのです。それを将来全部の電線にして、発電した電力をそのまま損失なしに届けることができたらと思って...
普通は電力の損失はあるの?
五十嵐:損失はあります。(電気を)流すと逃げていっちゃうので。それをゼロにできたら、今、発電云々かんぬんとか言っていますが、そういう問題も少なくなります。
それは大学に入ってから選んだのですか?
五十嵐:はい。大学に入ったときは模索していました。入る前というのは勉強のことだけ、あの公式は分かるとか、あの公式は分からないとかだけでいたので、それがどう社会に繋がっているのかが分からなかったんです。でもいろんな講義、電力損失云々という講義を受けているうちに、「あっ今やっていることって社会に結構繋がってるじゃん!」って思い、ダイレクトにその研究を選びました。
なるほど、すごく分かりやすい。

nakayama2a.jpg中山:私はまだ研究してなくて、学科の勉強だけですけど、先進理工学部化学・生命化学科っていうところで、やっていることは化学・生命化学科っていう名前の通り、化学を専門にしています。専門と言っても1年のときは教養科目が多くて、今やっと少なくなってきたところです。授業は化学系ばっかりで、実験が多いです。今実験が週3であって、レポートが溜まっていて大変です(笑)ツインズという東京女子医大と共同の研究センターがあり、今そこに週2で通って、生命系の実験をやっています。
実験の内容は?
中山:今は基礎実験というのと生命化学実験というふたつをやっていて、基礎実験は1年生のときからやっていますが、物理学実験だったり化学実験だったり生物実験だったり、全般的なものをやっています。生命化学実験というのは私が入っている学科ならではの専門的なもので、レポートが大変です(笑)とにかく化学、化学、文字/科学 のデコメ絵文字という感じです。入りたい研究室は今、有機合成かケミカルバイオですけど、元々そこに入ろうと思ったのは、将来的に基礎化粧品の研究とか開発をやりたいと考えていたからです。

中高生の、理系女子を目指す子たちにメッセージをお願いします。
五十嵐:多分いろいろなステレオタイプを持って暗いイメージもあって不安な部分もあると思うんですけど、とりあえずやってみる。やる前から心配ばかりしてやるよりも、まずチャレンジする。例えば男の子が多いから、「うーん」って思うのじゃなくて、自分が理系楽しいって思ったら貫けば良いし。「自分と向き合う時間を作って、自分は何をやりたいのかって考えること」がすごく大切だなと思います。そういう時間も大切にして、漠然と決めるのはもったいないので、理系をやりたいなら希望を持って大学に進んで欲しいなって思います。
中山:自分と向き合うは名言ですよね。とにかく、「悩める時間があるから、多いに悩んだらどうでしょうか」と思います。大学は行ってみないと、学科や大学の雰囲気も自分が思ったのと違うところがあります。極論ですが、「行ってダメだったら、辞めて別のところに行けばいいんじゃない」って思います。まだ大学入学した頃は10代なので、いろいろ経験すべきじゃないかなと思います。
ありがとうございました。

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L→R 中山さん、五十嵐さん、木下治紀さん(CURIE元代表)
Photo by 中村 美鶴















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