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21世紀ニッポンの未来を女性研究者が救います

まだまだ世界のトップクラスにある日本の技術。しかし、お隣の韓国や中国、そしてインドなどの技術開発も目を見張るものがあります。そんな新しい技術国に負けないためには、より多くの女性研究者や技術者を育てていくことが不可欠だとされています。ここでは、女性研究者の活躍の現状と将来を探りながら、内閣府や文部科学省が女子高生などの理工系への進路選択を支援するために取り組んでいる内容をご紹介します。

科学技術分野における女性の進路選択支援事業


もっと女性研究者を!

日本の科学技術分野で働く女性は、欧米と比べるとまだまだ少ない

「13.0%」。みなさん、これは何の数字だかわかりますか? 実は日本の研究者に占める女性研究者の割合なのです。少ないですよね。下のグラフを見ればわかるように、これは欧米の国々と比べてかなり低く、国際的に見てもまだまだ科学技術分野で働く女性の数はとても少ないようです。さらに、企業に所属する女性研究者となると、さらに比率は下がるといわれています。

男女の得点差はないのになぜ女性研究者は少ない?

TIMSS*が実施した小学校4年生と中学校2年生における科目別の学習到達度の調査結果によると、数学、理科ともに男女の得点差はほとんど認められていません。小学校4年生においてはむしろ女子の方がわずかですが高いほどです。にもかかわらず、進学や職業を選ぶ段階で、女子生徒は理工系分野を選択する割合が海外諸国と比べて低いのは、日本の女性が理工系の職場に魅力を感じていないということなのかもしれません。

科学技術立国を掲げる日本の現状がこれでは、国際競争力の面から見ても問題なのは明白です。むしろ、ここまで男子の研究者がいかにがんばってきたかということがいえるのかもしれません。しかし、人口減少が始まっている日本社会において、もはや男性研究者だけでは足りません。女性をはじめとした人材の有効活用は最重要テーマなのです。

*TIMSS:Trend in International Mathematics and Sciene Study(国際数学・理科教育調査)


国をあげて女性技術職の活躍を支援しています

日本政府も女性研究者支援に対して様々な施策を打ち出しています。女性のライフスタイルに合わせ、「進学」「就職(採用)」「育成(スキルアップ)」「仕事と子育ての両立」という段階ごとに、女性の技術職職場での活躍を支援するプロジェクトが動き始め、軌道に乗り始めています。

女子学生向けに理工系の大学が職業を紹介

内閣府男女共同参画局は、女子学生向けに理工系の大学や職業を紹介するWebサイト「チャレンジ・キャンペーン」を開設。女子大生が各地を回って女子中高生と一緒に実験したり対話したりする「理系進学応援キャラバン」を催したり、企業の女性技術者を招いて講演を行い、女子大生の理系就職を促すキャリアアップセミナーを行う大学院の情報等が紹介されています。

「理数学生応援プロジェクト」で理系学部生をバックアップ

文部科学省では、理系学部などにおいて、理数分野に関する優れた意欲・能力を有する学生をさらに伸ばすための入試方法・教育プログラムの開発・実践や工夫した取り組みを行う事業を、国からの委託により実施する「理数学生応援プロジェクト」を2007年度より実施しています。

2009年度には熊本大学、静岡大学、名古屋工業大学、お茶の水女子大学、豊橋技術科学大学、信州大学、広島大学、群馬大学、山梨大学、筑波大学のプロジェクトが採択されました。

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