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未来研究所

2019年度版

スマホの充電速度が100倍に!? 新たな有機分子で未来を変える!

学生編愛知工業大学
工学部 応用化学科 4年

C.T 先輩
愛知県立昭和高等学校出身

リチウムイオン2次電池に 応用可能な新材料を開発

皆さんが持っているスマホやノートパソコンに内蔵されているリチウムイオン2次電池。私はその性能向上につながる可能性がある化合物の開発に取り組んでいます。これは、「中性ラジカル」と呼ばれる有機分子の一種。TOT(トリオキソトリアンギュレン)と呼ばれています。
 TOTは、空気中や高温環境でも壊れにくいという特徴があり、リチウムイオン2次電池の正極材料としての応用が期待されています。現在、主に用いられているコバルト系材料に比べ、充電速度がなんと100倍になる可能性も! さらに、希少金属であるコバルトと違い、化学的にどんどん合成できる点も大きな強みです。
 今は、本格的な実験スタートに向け、ひたすらTOTの合成実験を繰り返しているところ。ものづくりの未来を変える大発明につながるかもしれないと考えると期待が高まります。

幅広い化学の世界に触れ 「機能性材料」というテーマを選んだ

 もともと私は、化粧品・医薬品の開発に興味があり、創薬の基礎を学ぶために、応用化学科を選びました。そして、入学後、さまざまな化学の基礎を学ぶなかで、機能性材料の開発という今の研究につながるテーマに出会いました。
 現在、研究室では、自動車メーカー、化学メーカーとかなり本格的な共同研究が進んでいます。TOTが実用化されれば、電気自動車の充電池に採用される可能性もあります。サイズは小さいけれど、世界を変えてしまうようなスケールのものづくりができるのが応用化学の魅力だと思います。
 将来の夢は、機能性材料の開発に携わる研究者になること。それを実践するために、大学院に進学して、実験技術や知識をさらに深めていきたいと思っています。

私のお気に入りアイテム

手づくりのマグカップがお気に入り。同じ学科の友達と犬山に行ったときにつくりました。

ひとこと

落ちついた環境で学べます
工学部のある八草キャンパスは、自然いっぱいの環境が魅力。都市型キャンパスとは違った落ち着いた雰囲気の中で学ぶことができます。個人的には、自宅からマイカー通学ができるのも大きなポイント。また、所属する軽音楽サークルでは、放課後何時まででも好きなだけ楽器の練習ができます。これも広大なキャンパスならでは?



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