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未来研究所

2012年度版

全長10メートル超の二段式軽ガス銃で 宇宙ゴミの衝突をシミュレーション。

学生編九州工業大学
大学院 工学府  
機械知能工学専攻 博士前期課程2年

S.M 先輩
大阪府立四條畷高等学校

不要になった人工衛星は 軌道上で宇宙ゴミとなる

 「宇宙ゴミ」。これは役目を終え、不要になった人工衛星やロケットの本体や部品などを指します。宇宙ゴミは、地球周回軌道上を秒速7 〜8 キロで漂っています。これは時速にすると約2 万キロ。大きさはさまざまですが、1 センチほどの物体でも運用中の人工衛星に当たると大事故になります。
 私が所属する赤星保浩教授の研究室では、この宇宙ゴミの研究をしています。地上からの宇宙ゴミを観測する研究、宇宙ゴミを減らす研究など、さまざまなテーマがあるなかで、私が取り組んでいるのは、二段式軽ガス銃を使った宇宙ゴミの衝突シミュレーション実験です。これは宇宙ゴミに見立てた微小な飛翔体を加速させ、人工衛星を想定したターゲットに当てるというもの。ターゲットのまわりは真空状態になっているので、宇宙での衝突を摸した空間でデータ収集ができます。
 全長10メートルを超える巨大な装置を使い、年間100回以上の実験を行います。作業は大変ですが、世界的にも貴重な装置を使いこなすのは楽しいし、直径約1ミリの飛翔体がターゲットに当たり、予測したデータが取れたときの達成感はたまりません。

宇宙ゴミの衝突実験の 国際標準化をめざす

 こうした宇宙ゴミの検証実験は世界中で行われていますが、各国で方法はバラバラ。そこで、私たちは現在行っている実験手法を国際標準化することを目的とし、研究成果を国際学会なで積極的に発表しています。私も先日、ドイツで行われた国際学会で英語による発表を経験。世界に出ることで、将来につながるコネクションも着実に広がっています。

私のお気に入りアイテム

大学入学祝いに両親からもらった腕時計。いつも身につけています。

ひとこと

わたしのキャンパス自慢
人力飛行機製作チーム「KITCUTS」に所属。在学中に鳥人間コンテスト出場を果たしました。最先端の宇宙工学を学びながら、鳥人間コンテスト出場をめざすという九州工業大学に進学した目的をしっかり実行しています!



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