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未来研究所

2012年度版

すべての女性が安心して使える 100%植物性の口紅を開発中。

学生編東京工科大学
大学院 バイオ・情報メディア研究科
バイオニクス専攻 修士課程1年

K.A 先輩
私立山村女子高等学校* *現:山村学園高等学校

アンチエイジング効果を持つ 口紅の開発もテーマのひとつ

 オイルとワックスを加熱混合し、必要に応じて色素やパール光沢剤などを加えて固める……。
口紅のつくり方を単純に説明するとこうなりますが、安定した品質や人体への影響などさまざまな課題をクリアするには、実験を繰り返し、データを積みあげていかねばなりません。
 私の研究テーマは100%植物性の口紅の開発です。全成分が植物性の口紅は、唇には優しくても、感触が悪い、夏場など温度の高い環境では柔らかくなって折れてしまうといった問題があります。私の課題はこの「硬度不足」の改善。ゲル化剤で安定させる技術を中心に、硬度が十分で高品質な口紅の開発が実現できるよう研究を続けています。
 今後の研究はさらに一歩進めて、唇から薬剤を経皮吸収できないか……例えば抗酸化剤を口紅の成分に加え、塗るだけでアンチエイジング効果のある口紅を開発するといったテーマに取り組むつもりです。

全国でも稀少な 化粧品を専門的に研究するコース

 思い通りの結果が出たらうれしいし、思い通りの結果が出なかったときも、その理由を考え分析しているとワクワクする……。子どもの頃から、とにかく理科の実験が大好きでした。高校に入った頃には、将来は化粧品の開発がしたいとすでに決めていて、肌の健康や化粧品設計を科学的に研究できる「先端化粧品コース」に進みました。
 現在は研究室で月に2回プレゼンテーションをする機会があるため、各実験に取り組む毎日です。ゲル化剤の融点について熱分析測定した結果を報告したりしています。研究を通して、分析力だけでなく、表現力も身についてきたと思いますね。

私のお気に入りアイテム

開発中の植物性口紅。硬さや保湿性など、多方面からの研究が必要です。

後輩にアドバイス

わたしの就職活動
大学院卒業後は、化粧品会社に就職し、商品の研究開発の仕事に携わりたいと思っています。自分がやりたいことを学ぶのに最もふさわしい学部に入ったのですから、将来も実際に手を動かしながら物づくりを突き詰めていきたいと思っています。

ひとこと

わたしの学部・学科自慢
私が進んだ応用生物学部先端化粧品コースは、科学的な視点でトータルに肌と美と化粧品について学べるので、化粧品の研究がしたい人や将来化粧品メーカーなどに進みたい人にはもってこい。この分野の専門的な実験機材や設備も充実しています。



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