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未来研究所

2020年度版

宇宙工学の発展に必要不可欠な太陽電池パネルの検証実験を実施中

学生編九州工業大学 大学院
工学府 工学専攻 電気宇宙システム工学コース 博士前期課程 1年

H.N 先輩
私立長崎日本大学高等学校出身

未知なる宇宙の世界は幼いころからの永遠の憧れ

今の私を決定付けたのは、幼少期に読んだ一冊の本です。宇宙を題材にしたSF小説で、そのとき宇宙が持つ世界観に完全に引き込まれました。実は深海も大好きで、日常とは遠い世界の未知なるものに関心のある子供時代でした。
そして、憧れの世界に近づくために九工大に進学した現在、宇宙用太陽電池に関する研究を行っています。国際宇宙ステーションでの実験や観測といった作業では電力が使用されていますが、実はそのすべては太陽光発電によってつくられたもの。宇宙空間は雲など遮るものがなく、天候に影響されないため、実は地上よりも効率良く発電ができます。そういった点からも、宇宙では太陽電池パネルが必要不可欠なのです。
人工衛星などは宇宙に打ち上げる前には、ありとあらゆる安全試験を行います。太陽電池パネルの動作確認をする際は、故障の原因の1つ“持続放電”が、試験回路によっては起こることがあります。問題点を明らかにし、対策を考えることが私の研究テーマです。放電が起きると、パネル自体が破壊されるので、実験では太陽電池パネルを模して自作した模擬クーポンパネルを使用。大電力を使い、宇宙と同じ真空状態で放電を発生させ、実験を繰り返しています。

憧れの宇宙に携われる喜び ものづくりの醍醐味も実感!

宇宙工学は発展しているものの、宇宙はまだまだ分からないことばかり。そして、訓練に訓練を重ねた宇宙飛行士だけが行ける、特別な場所でもあります。今、ずっと憧れていた世界の研究に携われていることが本当にうれしいです。
宇宙工学は1つのプロジェクトでも携わる人数が膨大です。個々の力を集め、同じ目標に向かって走り続けるものづくりの世界は、失敗の分だけ成功の喜びも大きいです。将来、私もものづくりに関わる仕事に挑戦したいと思います。

私のお気に入りアイテム

研究の合間にひと息つけるよう、お茶や飴などをお菓子ポーチに入れて携帯しています!

ひとこと

人工衛星は、ロケットに乗せて打ち上げる前に、衝撃や振動など、JAXAが定めた条件下で行う複数の安全試験をクリアしなければいけません。実は九州工業大学には、この安全試験の大半を行える施設が、学内に備わっています。これだけ環境が整っている場所で、最先端の宇宙工学を学べることが本当にありがたいですね。



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