ホーム > 未来研究所 > 京都産業大学 > たばこを吸う人と、吸わない人 肺炎になるとどんな影響の違いが?

未来研究所

2010年度版

たばこを吸う人と、吸わない人 肺炎になるとどんな影響の違いが?

学生編京都産業大学
工学部  生物工学科*

A.K 先輩
私立津田学園高等学校出身

空気中には菌がいっぱい… なのに健康に暮らせる理由

ヒトゲノムの塩基配列の解析が完了したというニュースが報じられたのは、私が高校生のとき。生物の先生が「この解析が完了したことで、遺伝子治療など人間の健康に役立つ研究ができる」と解説してくれたのを覚えています。純粋に「すごいな」と思いましたね。それがきっかけで、私たち人間の身体の中で何が起こっているのか学びたいと思うようになり、この学科に進学しました。

入学してからいろいろな授業を受けるなかで、特に興味を持ったのが免疫学です。空気中にはたくさんのウイルスや菌が浮遊しているのに、健康に暮らせるのは、免疫が働いているから。でも免疫が低下すると風邪をひいたり、体調が悪くなったり……。とても面白いなと思い、もっと深く学ぶためにこの研究室を選びました。

喫煙習慣と肺炎の 関連性を実験で検証

今取り組んでいるのは、研究室のテーマである「喫煙と生体内免疫」。私は、感染症(肺炎)が、喫煙習慣の有無で肺の免疫系にどのような違いが出るのかを実験しています。喫煙させたマウスとそうでないマウスに、LPS と呼ばれる細菌由来の内毒素を鼻から吸わせて肺炎の症状にします。今は準備段階で、どれくらいの期間でLPS が肺の免疫系にどう影響を与え、肺炎を引き起こすか、24 時間、48 時間、1 週間、と時間ごとに見ています。正確なデータを取るために、いろいろと試行錯誤中です。

私のまわりでも喫煙する人が多いので、実は体にこういう影響があるというメッセージを発信したいですね。また、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などで苦しむ患者さんの治療にも役立てたらいいなと思っています。

*工学部生物工学科は2010 年4 月、総合生命科学部に改組します。

私のお気に入りアイテム

アフリカの熱帯雨林でとれる蜂蜜を使ったハンドクリーム。所属する研究室で開発され、大学オリジナルグッズとして販売しています。

私の就職活動

わたしの大学院進学
卒業後は大学院への進学を希望しています。将来は製薬業界に行きたいと考えており、大学院への進学がプラスになると考えたからです。進学後は学会などにも参加し、意見交換や討論をする力を伸ばしたいと思っています。

ひとこと

入学前、「理系は女子が少ない」という不安がありましたが、女子はもちろん、男子もみんな気さくで男女問わず仲よくしています。私は野球サークルのマネージャーとして活動しているので、他学部の学生とも交流があります。そこは一拠点総合大学の強みだと思います。

このページのトップへ