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未来研究所

2010年度版

オフィス、リビング、車椅子......。どんなカーペットがふさわしい?

学生編日本工業大学
工学部 建築学科

M.Y 先輩
宮崎県立都城工業高等学校出身

材料実験の授業でカーペットと出合った

 父が建設業に携わっている影響で、かなり早い段階から自分も建築の道に進みたいと思っていました。そのため、建設システム科がある工業高校に進学。卒業後は、「関東の大学で建築を学びたい」と思い日本工業大学を選びました。当時は必修科目がなく、自由に科目を選択できるシステムだったのも決め手になりました。
 3年の春学期に「材料実験」という授業がありました。鉄筋の引っ張り強度、コンクリートの圧縮強度などいろいろな実験があったのですが、私が興味を持った材料は「カーペット」。内装の仕上げに使われるカーペットは、毎日の生活のなかで手や足で直接触れるものです。安全な建物を設計・建設するのも大切ですが、使い勝手や快適さを人間工学的に考えるのも同じくらい重要だ、と気づきました。

実際に歩いてどう感じるかをチェック

 現在、卒業論文の準備中。官能検査と呼ばれる実験をこれからスタートする予定です。この実験はたくさんのカーペットを用意し、大勢の人に靴下や裸足で歩いてもらい「やわらかさ」「弾力」「温冷感」「心地よさ」「歩きやすさ」をチェックするというもの。基準になるカーペットを決め、それと比べて「やわらかいと感じるか」「硬いと感じるか」などを数値化します。
 ひと口にカーペットといっても、靴で歩くオフィスならばある程度の硬さが必要ですし、寝転がるならふわふわした感触、車椅子の場合は車輪が沈みすぎることのないカーペット……など、さまざまなシチュエーションを想定して実験を行います。人々の暮らしに直結する研究である点にとてもやりがいを感じています。

私のお気に入りアイテム

毎日必ず持ち歩いているデジタルカメラ。カーペットのサンプルを撮影したりします。

私の就職活動

主に集合住宅の企画・設計・施工を行う大成ユーレック株式会社から内定をいただきました。やってみたいのは構造設計。企画から施工管理まですべての工程を経験できる会社なので、どの部門に配属されても自分にプラスになると思います。

ひとこと

女子が少ない環境のおかげで、ひとりで積極的に行動できるようになりました(笑)。理工系は男子も女子もマイペースでさばさばした人が多く、気を遣わないところが私には合っています。都心から少し離れたほっとできる環境もあり、慣れるとかなり居心地がいいですよ。



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