石巻専修大学 理工学部 生物生産工学科4年
Y.O 先輩
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遺伝子工学の国際大会で金賞受賞! つくったのは「互いに助け合う大腸菌」。

約半年間、休む暇もない 実験と資料作成の日々
学部3年次にバイオ創造設計という授業の一環でiGEMに参加しました。これは、生物版ロボコンとも呼ばれる学部生を対象にした遺伝子工学の国際大会。毎年、アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)で開催されます。私が参加した2010年大会には、世界中から128チームが集結。さまざまな遺伝子パーツを設計したり、組み合わせたりすることで、大腸菌や酵母などの細胞に新しい機能を持たせ、そのアイデアや完成度を競います。ユニークな例では、大腸菌でつくった血液やバナナの臭いをつくる大腸菌などがありました。
私たち東京工業大学チームがつくったのは、「互いに助け合う大腸菌」。これは、大腸菌Aの固体数が減ってきたら、遺伝子配列の異なる大腸菌Bがそれに気づいてシグナル物質を放出。これをAがキャッチすることで減少が止まるというサイクルを実現しました。
約半年間、実験と発表資料づくりでほとんど休む暇のない怒濤の日々……。その結果、金賞
とInformation Processingという部門で最優秀部門賞を受賞することができました。これはアジア勢では初の快挙だったんですよ!
大会で世界中の優秀な学生と交流できたのは、大きな刺激になりました。やる気のある学生にさまざまなチャンスを与えてくれるのは、東京工業大学の大きな魅力だと思います。
生物はどうして 体の形が違うのか?
薬ってどうして効くのか? 生物はどうして種類によって体の形が違うのか? 子どもの頃から、体の仕組みが不思議で仕方なかったんです。高校時代は、薬学部進学を考えていました。ところが、たまたま参加した大学進学セミナーでiPS細胞を使った再生医療や微生物がつくる生分解性プラスチックといった研究分野があることを知り、薬学に特化するよりも幅広い可能性があるバイオテクノロジーを学びたいと思うようになりました。
現在は、有機化学系の研究室で「生理活性分子の全合成」に挑んでいます。新薬の開発などにもつながる可能性がある新たな分野の研究に大きなやりがいを感じています。

バイオテクノロジーだけでなく、化学にも興味があった高校時代。知らないことが多すぎて、チャンスを絞る選択をしたくなかった自分にとって、入学後に専攻を選べる東京工業大学のカリキュラムは魅力的でした。これが進学の決め手になりましたね。
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