石巻専修大学 理工学部 生物生産工学科4年
Y.O 先輩
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繰り返し使える血糖値センサーを開発して 糖尿病の患者さんの生活を便利にしたい!

熱に強い菌種から、安定した 性質の酵素をつくりたい
私が研究対象に選んだのは、Deinococcusgeothermalis という名前の菌種。熱に強く、40~50度になると活発になる性質を持っています。これを好熱菌といいます。この特性を活かし、糖尿病の患者さんが血糖値を測定するのに使用するバイオセンサーをより便利なものにする研究を行っています。具体的には、この菌種が持つ遺伝子データから、ある特定の酵素をつくる遺伝子の情報だけを切り取り、別に用意した大腸菌の遺伝子データに組み込みます。大腸菌は増殖のスピードが速いので、それを利用して酵素を増やしてもらうわけです。最後に大腸菌を取り除けば、めざす酵素だけを取り出すことができる……というのが研究の計画です。
現在市販されている血糖値バイオセンサーは使い捨て。しかし、好熱菌で開発したバイオセンサーは酵素の性質が安定しているため、何度も繰り返して使えるようになるはずです。現在は、実験を重ねデータを取得しているところ。世界でもまだ誰も成功していない、最先端の研究に携わっていることを実感する毎日です。
最先端の科学の楽しさを 伝える教員になるのが夢
中学生時代、理科の実験を「楽しい!」と思ったことから、教員になることを志しました。この春には地元の中学校で3週間の教育実習を経験しました。実際に生徒たちと接することで、教員という仕事の難しさや面白さを改めて感じ、教員になりたいという気持ちがさらに強まりました。今後は大学院に進学し、現在の研究をさらに突き詰めたい。最先端の科学を学ぶことで感じた楽しさを、子どもたちに伝えることができる教員になりたいと思っています。

受験のとき、生物の勉強をとにかく徹底的にやったことが、大学に入ってからの授業や現在の研究に役立っています。たとえ好きな科目でも、受験勉強はつらいもの。でも、たとえ1教科でも「究める」ことが、自分にとってプラスになりますよ。
学生プロジェクトの一環である「子ども科学実験教室」に携わっています。児童館や小学校で、子どもたちに実験を体験してもらい、理科に興味を持ってもらうのが目的です。子どもたちと接することで、「伝え方」「話し方」のトレーニングになりました。
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