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未来研究所

2012年度版

サラサラの水溶液がペースト状に変化! 界面活性剤で化粧品や香水をつくりたい。

学生編東京理科大学
大学院 総合化学研究科
総合化学専攻 修士課程1年

A.K 先輩
神奈川県立希望ヶ丘高等学校

薬学から化学にチェンジ 幅広い学びが化学の魅力

 高校の頃は、薬学部を志望していました。華やかなイメージのある化粧品の開発職に興味があったし、薬剤師もかっこいいな、と思っていたんです。しかし、1年間の浪人時代に、商品の開発にすぐに結びつかなくても、目に見えない世界を扱う化学という学問自体の面白さに気づきました。高校生にとって、薬学部の将来像は薬剤師に限定されてしまうイメージがありました。一方、化学を学べば薬も化粧品の開発もできる……。そう考え、東京理科大学の工学部第一部工業化学科に進学しました。

「界面活性剤」に含まれる 物質の粘度の変化を観察

 今進めているのは、化粧品の成分でもよく目にする「界面活性剤」に含まれる物質の粘性について。界面活性剤とは、ひとことで言うと水と油を混ぜるために使われるものです。成分の中でゲル状になり固まる可能性がある、「C18A A」という分子に別の物質を混ぜると、サラサラの水溶液が、ペースト状になったり固まったりします。劇的に形状が変化するので面白いですね。
 粘性が高まると形状を保つことができるようになるので、化粧品や食品の分野に応用することができます。例えば、天ぷら油をゲル状に固め、料理の後始末が楽になる「固めるテンプル」などが商品化された例です。
 今の研究を突き詰めたら、次は香料の粘性を上げる実験にチャレンジするつもりです。ゲル状のものが温度によって水状になるという動きもあり、興味が尽きません。将来は化粧品メーカーか化学系メーカーに就職し、技術職でさらに研究を重ねたい。研究したものが商品化され、店頭に並んだら最高です!

私のお気に入りアイテム

研究室で使っている溶液。フラスコを、何度も割ってしまったことがあります……。

後輩にアドバイス

理工系学部のなかでも化学科は、材料から環境まで幅広い分野を学べる分、就職先の選択肢も広がります。大学に入って勉強しながら、本当に自分がやりたいことを発見できる可能性が高まる
ので、おすすめです。

ひとこと

わたしのキャンパス自慢
JR飯田橋駅からすぐの神楽坂キャンパスは都心の真ん中にあり、新宿駅や東京駅にも近くどこに行くにも便利。後楽園にある「東京ドームシティ」のボウリング場は夕方まで料金が安いたによく行きます。忙しい研究生活のストレス発散になります。



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