大阪工業大学 工学部 応用化学科4年
S.T 先輩
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テーマは環境。水素産生菌の研究が 地球温暖化防止につながる面白さ。

毎日が実験、測定、分析。 めざすのは環境に役立つ研究
私は土壌や廃棄物の中にいる微生物から水素を取り出すという研究をしています。化石燃料に代わるエネルギーとして水素が注目されている今、この研究は地球温暖化防止にも役立つと思い、選びました。実際の実験では、デンプンやグルコースなどの栄養分で水素産生菌を培養し、密閉状態で発生した気体の量を調べます。水上置換法といって、水の中で生じる気体をメスシリンダーの目盛りを読んで計測します。1回の実験には4~7日ほどかかります。水素、酸素、二酸化炭素などの放出量を定時に計測する必要があるので、夜中や早朝に研究室を訪れて作業することも多いです。微生物の「属」によって水素をつくる能力=産生能が違うため、先輩方が見つけた個々の菌の産生能を測定していくのは興味深い実験です。
水は何色か? マニュアルも 理論もない実験
授業で思い出深いのは「水は何色か?」というテーマを与えられ、マニュアルも何もない状態で班で話し合い、手法を自分たちで決めて行った実験。私たちは、底にガラス板を張った直径5センチほどのホースに水を入れ、建物の上から3メートルほど垂らして、底のガラス越しに写真を撮り水の色を調べました。光の屈折によって水の色は変わるので、ホースに蓄える水の量次第で、無色透明に見えたり、水色っぽく見えたりします。実験結果から、どれぐらいの高さの水柱ならどの程度の色合いに見えるかを導き、Google Earthの海の写真の色とつき合わせて、その仮説を検証しました。自分で考えて実験し、結果を検証するという姿勢は研究の基本、これからも大事にしたいと思います。

理工系の学部は授業が多く、レポートなどの提出物に追われる日々だというイメージが強い人もいるかもしれません。確かに文系に比べ自由な時間は少ないですが、新しい発見や学びが多く、充実した日々を送ることができます。
わたしのキャンパス自慢
神奈川工科大学は教授と学生の距離が近いと思います。実験に失敗したときなど、その原因を考察するのは大変ですが、気さくにご指導くださる先生のアドバイスのおかげで、自ら考え、問題を解決する力の大切さがわかりました。
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