ホーム > 未来研究所 > 建築・デザイン > 日本大学 > 母国の地方都市の病院を 安全で使いやすくしたい!

未来研究所

2012年度版

母国の地方都市の病院を 安全で使いやすくしたい!

学生編日本大学
工学部  建築学科4年

P.C 先輩
タイ ノンチャン・ウィッタヤ高等学校

タイと日本の医療施設を比較、 きっかけは「TVチャンピオン」

小学生のときから、世界各国の家に関する本を読むのが好きでした。あるとき、「TVチャンピオン」という日本のテレビ番組で、住宅リフォームのコンテストを見たんです。住んでいる人のスタイルや好みに合わせて既存の家を変幻自在にリフォームしている姿に感動し、日本の建築の柔軟さに興味を持ちました。タイでは、利便性や安全性を日本ほど考えずに設計をしてしまうことがあります。日本は利便性はもとより地震が多い国だけに、特に安全面には気を遣っていますね。
 現在は、タイと日本の医療施設の建築を比較しています。例えば、バンコクから20キロほど北にある私の出身地、ウタイタニの病院もそうですが、タイの地方病院では、土地が安いからといって無駄に広く、不必要なスペースが設計に含まれています。一方、日本大学工学部がある福島県内の多くの病院は、大規模でも無駄なくコンパクトに設計されています。立地条件や周辺の環境が似ているタイと日本の医療施設を比較し、優れている点、改善点はどこかな?と考えるのが私の研究テーマです。

設計図を見せるたびに 自分の成長を実感

 医学に興味があったこともあり、医療施設の建築が研究できる日本大学工学部を選びました。毎週、設計図を先生に見せて意見をもらうたびに、自分の技術が着実に高まっていくのを感じます。
 大学を卒業したら、日本の設計事務所に入り、日本の建築の先進的な面を幅広く吸収したいと考えています。使いやすさや安全性を追求した建築物が、バンコクだけでなくタイ全土に広まってほしい。そんな自分の夢を叶えるために、将来はタイの建築界に貢献したいです。

私のお気に入りアイテム

間違った日本語を使う留学生を描いたコミック『日本人の知らない日本語』(蛇蔵&海野凪子/メディアファクトリー)。自分が使っていた言葉も出てきて、びっくり(笑)

後輩にアドバイス

女性の視点はどの職種にも必要ですが、例えば住宅では主婦、病院では看護師といったように、建築の世界でも女性の立場や目線で建物や生活を分析することは不可欠です。活躍の場はたくさんあると思います。

ひとこと

工学系、特に建築は人々の生活を対象とした学問です。そのため、理工系特有の緻密さに加え、情緒的な要素も求められます。いいエンジニアになるためには人を知ることも重要だと気づき、今後はその分野も勉強の対象にしたいです。



同じ分野の記事を見る!

建築・デザインの全ての記事を見る

このページのトップへ