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未来研究所

2012年度版

肉眼で見えない世界をのぞく実験。 ナノテクでものづくりがますます面白い。

学生編愛知工業大学
工学部  機械学科 機械工学専攻4年

K.I 先輩
三重県立川越高等学校

ナノスケールの研究が 多方面に広がっていく

 私のいる松室研究室のテーマは「ナノスケール加工」。微小な世界を扱う技術「ナノテクノロ
ジー」という言葉をよく聞くと思いますが、物質の構造をナノという極めて小さなスケールで制御できれば、その物質の新機能が見つかる可能性があり、エネルギー、環境、医療などさまざまな分野に、今までなかった形で活用できるのではと考えられています。
 私は現在、AFM(原子間力顕微鏡)を使って、シリコン単結晶の表面形状を調べています。こうした薄膜材料は、コーティング材に利用されたり、超小型機械の構成材料になるため、その変形や破壊の形態を解明することには大きな意味があります。具体的には、ダイヤモンドの探針で薄膜表面にひっかき傷をつけ、それによって薄膜の機械的性質がどう変わるかを観測します。もちろん、肉眼では見えない小さな世界の実験ですから、作業にはAFMが大活躍します。卒業論文では特に、加工部に水滴を垂らしてからひっかき傷をつけるという水中条件での実験に挑戦するつもりです。

新しく学んだ知識が 実験の面白さを加速する

 試料と探針の間に働く原子間力を検出して得た画像をパソコンのディスプレイに表示するAFM。教科書に載っているこうした器具を実際に使って実験していると、ものづくりへの関心がどんどん増していきます。新しく学んだ知識をすぐに活用できるのが理工系の研究の面白さ。理系科目の得意・不得意に関係なく、好きだという気持ちさえあれば、わくわくしながら研究に取り組むことができるんだな~と今さらながら実感しています。

私のお気に入りアイテム

1 年のとき、あまりのかわいさに衝動買いしてしまった眼鏡ケース。結局ずっと使ってます。

後輩にアドバイス

わたしの就職活動
指導教授のアドバイスもあって、包装機械をつくる会社への就職を決めました。最初は組み立てから入り、やがて設計の仕事にもチャレンジさせてもらえそうです。大学で学んだCADの知識も活かせそうなので今から楽しみです。

ひとこと

理工系は女子が少ないと心配する人もいますが、私はむしろのびのびできて好きです。実際、機械工学をやっている女の子はさばさばした人が多く、すぐ友達になれるような子ばかり。学びたいという気持ちさえあれば、有意義な学生生活が送れますよ。



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