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未来研究所

2017年度版

従来の電解液を"固体"で応用 低コストの燃料電池も実現可能に

学生編九州工業大学
工学部  応用化学科 4年

N.S 先輩
鹿児島県立甲南高等学校出身

研究領域を極めるだけでなく 英語でのプレゼン力も強化

 今の研究室に入ったきっかけは、3 年次の授業「サイエンス工房」で、研究室を訪れたこと。「機能性セラミックスの合成と応用」という研究室のテーマに興味があり、研究室全体の明るい雰囲気に惹かれたことが大きな決め手でした。今は自分の研究テーマを選定中で、所属後1 か月の体験実験期間中は、複数のテーマの作業を経験。高機能セラミックス材料を用いた電池の固体化に必要な固体電解質の合成では、試薬の調合から取り組みました。この固体の電解質は、試薬を均一に混ぜるために溶液中で混合し、乾燥させ、仮焼、本焼と2 度焼成して合成。試薬の配合比率や焼成の温度などを細かく変えながら、目的物質の合成方法を研究します。実現すると、コストが抑えられる上、従来の液体の電解質に比べて漏えいや発火の心配がなく、電池の安定性が向上します。また、CO₂ 排出量が少ない燃料電池の触媒の合成も行いました。
 そういった実験の他に、週に1 度英語で資料づくりをし、発表も行う「文献会」も実施。自分の研究内容をプレゼンテーションし、先生と議論し合う「検討会」も月に1 度行われ、外へと発信するアウトプット力も鍛えられます。

自分の故郷に恩返ししたい! 将来は環境保全の仕事に

 将来は地元鹿児島に戻り、大学で4 年間学んだ知識を生かして、故郷に貢献できる仕事に就
きたいと考えています。現在は研究と並行して、公務員試験に向けて勉強中。ゆくゆくは、水質
や空気の分析など、市民生活に直結する環境保全の部分に携わりたいです。そのためにも、「高性能環境汚染ガスセンサ」を研究テーマに選び、残りの学生生活は将来の基盤づくりとして、研究を頑張りたいと思います。

私のお気に入りアイテム

使いやすいシンプルなデザインが気に入って即購入したリュック。毎日の通学の相棒です。

ひとこと

卒業生によるセミナーも開催
九州工業大学の卒業生からなる「明専会」が、在学生を対象としたセミナー「明専塾」を定期的に学内で開催します。先輩方の実体験をもとにした、工業界の最先端の話や職業観などを間近に聞くことができる、とても貴重な時間です。私も何度か参加し、いい刺激をもらいました。明専会の皆さんは、不安に思う将来について、親身になって考えてくれる、心強い存在です。



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