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未来研究所

2017年度版

「微生物燃料電池」で ヘドロから電気エネルギーを!

学生編愛知工業大学
工学部  応用化学科 4年

Y.S 先輩
愛知県立新川高等学校出身

環境を浄化しながら 発電できるシステム

 私が学んでいるのは「バイオ環境科学」。高校生の頃から化学が好きで、大学では遺伝子や微生物といった分野を学びたいと思っていました。愛知工業大学工学部を選んだ理由は、バイオテクノロジーを地球環境の面からも詳しく学ぶことができる学科があったからです。
 所属する研究室の研究テーマは「微生物燃料電池」。河の底に積もった泥や有機物、いわゆるヘドロを分解しながら電気をつくり出すことに挑戦しています。
 実験の際は、河川から採取した泥をビーカーに入れ、プラスとマイナスの電極を取りつけます。その状態で泥の中にいる微生物を観察していくと、微生物が泥を分解するときに、わずかな電子を発生させていることがわかります。微生物がヘドロを分解し、河川を浄化。さらにそこから電気エネルギーを生み出すことができるというわけです。

実験を重ね考察する それが化学の面白さ

 今後研究が進み、この微生物燃料電池が実用化されれば、河川の泥を電池として活用することが可能になります。回収できる電流が微量であったり、環境変動により量が安定しなかったりなど、実用化に向けた壁はまだまだたくさん。実験でも電流をいかに大きくし、安定させていくか、試行錯誤の毎日ですね。実験は結果が問題なのではなく、どうしてこうなったかを考え、理由を探求していく材料です。実験結果をもとに考察を重ねていくところが、化学の面白さだと思います。
 卒業後は、これまで培ってきた知識や経験を生かし、化学・医薬品関連の品質管理などの仕事に携わりたいと考えています。

私のお気に入りアイテム

スマートフォンは研究資料を保存したり、音楽を聞いてリラックスしたりと大活躍。

苦手科目克服アドバイス

仲間と高め合って学ぶこと
大学に入学すると化学構造式が高校よりはるかに難しくなり、試験のときはとても苦労しました。そんなとき、頼りになるのはやはり友達。友人同士で協力してテスト対策を行い、なんとか試験をクリアしました。受験勉強も同じで、仲間と一緒に取り組むことが大切だと思います。苦手な科目も、頼れる仲間がいれば乗り越えるのもきっと楽しいですよ!



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