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未来研究所

2017年度版

洪水に備えて堤防の強化技術を研究 土木の力で人の命を守りたい

学生編東京理科大学
大学院 理工学研究科
土木工学専攻 修士課程 2年

Y.A 先輩
私立千葉日本大学第一高等学校出身

崩れにくい堤防をつくり 防災・減災につなげる

 父が土木関係の仕事をしており、自宅近くの道路の設計に携わっているのを高校時代に見たのがきっかけで、土木に関心を持ちました。道路設計や街路樹の選択、自然環境への配慮など、さまざまなことを考えて仕事に取り組む姿を見て興味がわき、土木工学科へ進みました。現在取り組んでいる研究のテーマは、大規模な洪水に備える河川堤防の強化技術とその安全性の解明。災害が多い日本では、現在想定を超える地震やゲリラ豪雨が起きています。豪雨災害で河川堤防が決壊するとその背後の地域に甚大な被害を及ぼしてしまうので、超過洪水に対応できる「粘り強く」壊れにくい堤防をつくることが求められています。堤防の内部に地盤補強材を挟むことで崩れにくくし、万一崩れても避難時間を確保して減災につなげたいと考えています。

協力して進める水路実験 フィールドワークにも参加

 研究は水路実験の繰り返しです。土木工学科の研究室がある建物に隣接する水理実験棟に水路があり、その中に土の模型堤防をつくり、堤防の形や補強材による崩れ方の違いを調べています。土を何層も重ねた堤防を築いて水を流すので、とにかく実験は大掛かり。研究室では土砂班、流量観測班などに分かれて研究をしていますが、自分の班以外の作業も協力して進めます。研究室ではフィールドワークを重んじているので、北海道の十勝川で行われた実物大の破堤実験の視察も赴きましたが、すごい迫力でした!民家の方へ川の水が流れ出した瞬間、「少しでも被害を減らしたい」と心から思いました。将来は公務員になり、皆がスムーズに避難できるソフト面と、人の命を守るための社会インフラを整備するハード面の双方の対策を実現したいです。

私のお気に入りアイテム

後輩の授業内実験を手伝うときに着るユニフォーム。先輩とお揃いで着て、実験をサポートしています。

わたしの学部・学科自慢

現場で役立つ多彩な学び
土木工学科は、学びの分野が幅広く、現場で役立つ技術の他にも景観デザインやマネジメントもあるので、「どぼじょ(土木を学ぶ女子)」の活躍できる場が多いことも魅力ですね。理系に進みたいけれども、まだ何をしたいか決めていない人にもオススメの学科です。



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