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未来研究所

2018年度版

「安全でオシャレな土木構造物」の設計で業界に新風を巻き起こしたい

学生編東京理科大学
大学院 理工学研究科
土木工学専攻 修士課程1年

Y.M 先輩
神奈川県立湘南高等学校出身

実験で長大な堤防の弱点を探り当て水害のない社会を追究

 近年、頻発している異常豪雨により河川が氾濫し、堤防が決壊する例は少なくありません。決壊する原因には、川の水位が上がり堤防を超えてしまうケースだけでなく、土でできた堤防に水が大量に浸透することで弱体化し、決壊に至ることもあります。この「浸透決壊」が起こりそうな箇所はどこか、実験を通して検証しています。
 河川堤防は全国で約13,000kmに及ぶ長大な構造物ですが、流下方向や長さを考慮した研究は非常に少ないのが現状です。そこで私は長い堤防と川を模した手作りの装置を用いて実験を行っています。この実験のポイントは「予測できない弱点を見つける」ことです。まったく欠点なくつくられた堤防に何が起こるか検証する…このような実験は世界でも類を見ません。また、実験ではシミュレーションで予測できない現象が次々と出てくるため驚きの連続です。こうして得られた弱点箇所の特徴を広め、少しでも水害が減ればと思っています。

実験後は言葉にならないほどの安堵感と達成感がある

 土や砂を用意して実際に積み上げ、水を流し計測するという実験は、時間もかかり、終わったときはもうぐったり(笑)。しかし、チームで一丸となって大きく形あるものをつくりあげる喜びはこの分野ならではのもので、言葉にならないほどの達成感と安堵感があります。
 将来は、河川や構造物の設計にかかわりたいと思っています。橋や堤防といった土木構造物というと、安全面ばかりが重視されがちですが、私は安全性だけでなく、風景に調和するようなデザイン性にも優れた構造物をつくりたいと考えています。「主張はせずともオシャレな設計」で、土木業界に新風を巻き起こします!

私のお気に入りアイテム

ひと目ぼれしたクマの小物入れ。研究室の机にあり、癒やしになっています。

わたしの
キャンパス自慢

キャンパスfor土木!?
野田キャンパスの周りは自然がいっぱい!明治期の土木遺産である利根運河がキャンパスのお隣にあるので、土木工学科必修の測量実習はその土手でのびのび行います。
またキャンパスの敷地も広く、大規模な実験施設も整っているため、スケールの大きい実験ができるのも魅力。土木を学ぶのにはまさにうってつけのキャンパスです!



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