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未来研究所

2018年度版

機能性タンパク質の創製で飲み薬の有効成分を最大限に!

学生編山陽小野田市立山口東京理科大学
大学院 工学研究科
工学専攻 修士課程1年

S.S 先輩
山口県立防府高等学校出身

服薬後、必要な量・時間で最適な場所に成分を届ける

 高校生のころに憧れていた薬剤師。工学分野からのアプローチで製薬研究を行っている応用化学科に興味を持ち、入学しました。そして、生物系の分野を深めたいと思い大学院へ進学。現在取り組んでいる研究テーマは、「新規DDS(ドラッグデリバリーシステム)としての機能性人工タンパク質の創製」です。DDS とは、飲み薬を体内で必要な量と必要な時間で適切な場所に届けることを可能にする技術。薬に取り込むための、その技術を持った新たなタンパク質の研究を行っています。一から分子設計を施すことで、20 種のアミノ酸から、熱や酸にも強い強固なタンパク質を創製することが狙い。もし、現在の研究が実用化したら、薬1 錠での効果が高まり、服用回数が減ったり、副作用が軽減されたりと、薬本来の可能性を引き出すことができます。

将来はがん治療の新薬の開発に携わりたい

 この研究の醍醐味は、一からつくり上げていく面白さです。単純にタンパク質を分解、解析するだけではなく、緻密な作業が必要とされる分子設計から行うため、長い時間を要し、数え切れないほどの失敗は日常茶飯事です。しかし、日々の苦労の末に理想の結果が出ると、次の研究への活力になります。また、小さいころから工作が好きだったこともあり、現在も自分の手でものをつくり出すことに楽しさを感じています。
 将来の夢は、新薬の開発に携わること。できれば今の研究を生かし、まだ治療薬が確立されていないがん治療の分野に貢献していきたいと思っています。年々、この大学に通う女子学生が増えている背景から、女子ならではの感性や着眼点を生かして、大学での研究、そして社会で活躍できる女性が増えるとうれしいです。

私のお気に入りアイテム

一見ぬいぐるみですが、なかを開くとブランケットに。研究室で肌寒いときに使っています。

わたしの学部・
学科自慢

全国で唯一のシステム
「技術士補」の資格を卒業と同時に希望者全員が取得できるシステムを、全国の大学で初めて導入。技術士とは、科学技術分野での最高位の国家資格で、応用理学部門や生物工学部門など21 の部門が定められています。技術士補とはその技術士を補佐する技術業務を行える専門性の高い資格。頑張った証として資格取得ができるため、卒業後の自信にもつながります。



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