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未来研究所

2019年度版

研究テーマは漆喰を用いた天井の補修 歴史的建造物の保存に役立てたい!

学生編工学院大学 大学院
 工学研究科建築学専攻 修士課程 1年

M.H 先輩
石川県立七尾高等学校出身

漆喰を実際に塗る実験も! 体験型の学びが魅力です

 「漆喰(しっくい)」と聞いて、実物がすぐにわかる人はどれくらいいるでしょうか?これは、建物の壁に用いる建材の一種。「消石灰」と呼ばれる水酸化カルシウムを主成分とした塗装材です。
私の研究対象は、漆喰を用いた天井。これは、主に昔の洋館などに使われている技法で、その保存や修復方法を模索しています。
 建築学というと建物の設計やインテリアデザインをイメージしがちですが、実は構造系、材料系、都市計画系など学べる分野は実にさまざま。私が所属する田村雅紀教授の研究室は、建築材料がテーマで、コンクリートをメインに、木材、タイル、レンガ、ガラス、珍しいところでは苔までが研究対象になります。
 現在、私は天井に漆喰を塗りつける際に用いる「ラス」と呼ばれる網状の金具を詳しく調べ、剥離の原因やその防止策を検討しています。実験では、実際に漆喰を塗る作業に挑戦。乾燥しないうちに、きれいに塗装するのは想像以上に難しく、この道のプロである左官職人さんの技術のすごさを痛感しています。
 研究室では、ほかにもコンクリートを練ったり、タイルを壁に貼ったりする実習も経験。手を動かして体験しながら学べるのは、本格的な実験施設がある工学院大学ならではの魅力だと思います。

公務員として地域振興に 携わる道も検討中

 将来の夢は、文化材の保全や修復に携わる仕事に就くこと。安全性などの問題で立ち入り禁止になっている古い建物を補修して、観光拠点として復活させ、地域振興につなげるような活動に参画したいと考えています。具体的な職業としては、土木系コンサルティング企業の技術者、もしくは、地方自治体の職員という道もあるでしょう。そのため、現在は、大学の公務員講座も受講しています。大学で身につけた知識と技術のすべてを未来につなげたいと思っています。

私のお気に入りアイテム

実験で用いる金属建材「ラス」の実物と漆喰の塗装に使う左官用コテ。かなり使い込んでいます!

ひとこと

大自然と大都会を両方満喫!

工学院大学建築学部の学生は、1~2年を八王子キャンパス、3~4年を新宿キャンパスで学びます。緑いっぱいの八王子と大都会・新宿の両方を満喫できます。女子目線では、やはり新宿キャンパスのロケーションは大きな魅力。講義のあとの食べ歩きやショッピングが楽しめるのはもちろん、駅直結なので、雨に濡れずに通学できるのもポイントです!



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