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未来研究所

2019年度版

安価での生産が可能な 「精密位置決め制御システム」を研究

学生編東京都市大学
工学部 電気電子工学科 (※2019年学科改編) 4年 

T.I 先輩
私立桐蔭学園高等学校出身

「モデル式」を作成し 先行研究が少ない実験に挑む

 研究室で挑戦しているのは、「精密位置決め制御システム」の研究・開発です。「精密位置決め」とは、物体を定位置に精度よく停止させる動作のこと。これは、金属機器を製造する際に使われる「工作機械(マザーマシン)」に欠かすことができないシステムです。私の研究では、その制御システムをより安価で製作し、かつ構造を簡素化できる「リニア誘導モータ」を動力源に使用。マイクロメートル単位での精密位置決め精度の向上をめざしています。
 リニア誘導モータは、実用例が多いリニア同期モータなどと比べて精度が低いため、これまで精密位置決めの領域ではあまり活用されてきませんでした。そのため、先行研究がほとんどなく、研究には膨大な実験が必要になります。そこで、日々の研究では、コストや時間を短縮するためにコンピュータ上の「シミュレーション」を活用。現在は、そのために必要な「モデル式」の作成に取り組んでいます。複雑なグラフを読み解いていく作業は大変ですが、未知の領域を探究する楽しさと実用化への近さを実感しているところです。

鉄道関係の技術者をめざし 幅広い技術スキルを修得

 もともと電車などの乗り物が大好きでした。大学では、将来に役立つ技術開発のスキルを習得したいと思い、東京都市大学の工学部 電気電子工学科に進学しました。
 学部では、電気回路や電気磁気学など、幅広く電気・電子分野を学修。「事例研究」という授業では、学んだ情報処理技術を活かして CGでお茶漬けを作成するなんてこともありました。その後は電気製図などにより、専門分野に特化した、実用的なスキルを得ることができました。
 将来は鉄道関係の技術者になりたいと思っています。そのために卒業後は大学院に進学し、さらなる未知の研究に挑戦していきたいです。

私のお気に入りアイテム

実験で使用しているリニア誘導モータです。

ひとこと

人力飛行機の製作に挑戦!
学内の航空研究部に所属し、「鳥人間コンテスト」をめざした人力飛行機の製作に取り組みました。部内では、20名ほどの部員を束ねる代表を担当。試行錯誤の末に1機製作することができ、「HPA飛行会」という大会にも出場しました。活動では、風が少ない朝早くに滑空場へ行って試験飛行をすることもありました。大学の学び以外でも乗り物の研究や開発に携わることができたのは、いい思い出です!



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