ホーム > 未来研究所 > 機械系 > 千葉工業大学 > 「鉄」が秘める可能性を模索して 社会で役立てるのが目標です!

未来研究所

2019年度版

「鉄」が秘める可能性を模索して 社会で役立てるのが目標です!

学生編千葉工業大学
工学部  機械サイエンス学科(*2016年4月、先端材料工学科に再編)4年

K.Y 先輩
千葉県立船橋東高等学校出身

鉄の内部組織を ミクロレベルで分析

 建造物や自動車をはじめ、幅広い分野で使われている「鉄鋼材料」を研究しています。この材料は強度が重要である一方で、用途に応じた加工のしやすさも不可欠です。この相反する2つの特徴を両立させるために、目に見えないミクロの世界で材料の性質を変えていく実験を繰り返しています。
 鉄鋼材料は、組織が変化するときに内部応力が発生します。この内部応力のコントロールによって組織の制御や、性質の向上に利用できるのではないかと考え研究しています。内部応力は、材料の結晶面の間隔を分析することで推定できます。分析に使用するのは「X線回折装置」。材料にX線を当てると、結晶構造の違いによってX線が散乱し、特定の方向で強め合う「回折」という現象が起きます。この手法は、高校の物 理の授業でも習う原理を用いたもの。大学1・2年次の基礎的な実験でも使用し、ノウハウを蓄積してきたことが、今に活かされていると思います。

目には見えなくても 鉄は応えてくれる

 とても柔らかいアルミニウムに、他の元素をほんの僅かに加えるだけで、強度がとても向上するジュラルミンという材料のことを高校時代に知り、材料の奥深さに惹かれて、設備が充実している千葉工業大学で、専門的な材料研究をしようと決めました。
 大学入学前は、薬品を混ぜると溶液の色が変わるような、反応が目で見てわかる実験系の学びが好きでしたが、今は自分の研究によって、見た目には変化がなくても、実は性質や性能がぐんと向上させられることに、大きなやりがいを感じています。卒業後は大学院に進み、より高度な知識や技術を身につけながら、論文執筆や学会発表などにもチャレンジしたいと考えています。そして、将来は鉄鋼メーカーでの研究職を志望しています。自分自身の可能性を追求して、研究成果を社会に還元していくことが目標です。

私のお気に入りアイテム

大学入学のお祝いで両親がプレゼントしてくれた腕時計。
主な材質は、チタンです。

Message

知識をつなぐ研究者に
私の理想は、「1を聞かれたら10を説明できる研究者」。私が先生に質問をすれば「10」を教えてくれて、関連する内容も知ることができます。すると、自分の知識との接点も多くなり、点と点がつながり、理解が劇的に深まっていく。その瞬間の感動を、私自身がつくりだしたいのです。



同じ分野の記事を見る!

機械系の全ての記事を見る

このページのトップへ