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未来研究所

2019年度版

大腸がん治療をアシストする 遺伝子分類システムの研究に携わる

学生編九州工業大学 大学院
情報工学府 学際情報工学専攻 博士前期課程 2年

A.K 先輩
宮崎県立宮崎大宮高等学校出身

国立の医療機関と共同研究 情報工学から医療へアプローチ

 高校生の頃、大学では医学や薬学といった医療にかかわる学問を学びたいと思っていました。しかし、その思いと同時に、エンジニアである父の影響から情報系の学問への興味もありました。そして、悩んだ末に工学部へ進学。すると、勉強を進めていくうちに情報系といえども、医療へアプローチできる研究分野があることを知りました。なかでも、九州工業大学は当分野に強いことを知り、他大学から3年次に編入。そこで、興味を持ったのが、現在携わっている医療データ解析です。
 現在、国立の医療機関との共同研究で、遺伝子発現データを用いた大腸がんサブタイプ分類というテーマで研究を行っています。がんは、病期(ステージ)による分類に加えて、がん細胞の遺伝子の特徴によってさらに分類されます。これがサブタイプ分類です。私は約200人分の大腸がん患者のがん細胞の遺伝子データを対象に研究を進めています。遺伝子の働き具合が似ている患者同士をグループ化し、さらにそのグループごとによく働いている遺伝子を解析。分類の精度が上がることで、医師にとっては治療の指針となり、患者にとってはより効果的で自分に適した個別化医療を受けられることが期待されます。

IT×社会インフラの分野に貢献し もっと便利で安心な世の中へ

 卒業後は、大手電機メーカーのエンジニアとして東京で働きます。興味のあった「IT×社会インフラ」の部門に配属が決まり、官公庁向けの生体認証を使ったセキュリティシステムの開発に携わる予定です。地元九州を離れることは少し寂しくもありますが、まさに東京は来たる2020年に向けてとても活気に満ちた時期。大学で得たスキルを十二分に活かせるよう、残りの学生生活で研究や勉強を重ね、力を蓄えていくつもりです。

私のお気に入りアイテム

母お手製のペンケース。大学入学時にもらって以降、愛用中です。大変な研究も頑張れます。

ひとこと

今の学びが視野を広げてくれた
医療とITは、一見繋がりのない分野ですが、現代ではとても蜜月な関係です。医療現場では欠かせない技術です。理工系の研究の魅力は、こういった180度異なる分野同士が繋がるというワクワク感と、幅広い学問を学べる面白さがあると思います。習得すべき知識が多く、もちろん最初は大変でしたが、身についた幅広い知識のおかげで、以前よりもモノの見方が格段に広がりました。



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