ホーム > 未来研究所 > 化学・生命科学系 > 九州産業大学 > 地元産のトマトからお酒を製造 ゼロから生み出す難しさを実感

未来研究所

2019年度版

地元産のトマトからお酒を製造 ゼロから生み出す難しさを実感

学生編九州産業大学
工学部 物質生命化学科 4年

M.T 先輩
私立敬愛高等学校出身

最新装置を用いて食品・飲料の 香りや味を分析し、商品開発を支援

 将来は「食」に関わる仕事がしたい、と漠然と思っていた高校時代。そして大学4年生になり、食品化学・食品分析学を専門とする今の研究室の門戸を叩きました。
 現在は、総合酒類食品メーカーと提携し、酒類・飲料の商品開発の研究を行っています。九州では本学のみが有する最新の“香り計測装置”を用いて、飲料を飲んでいる時の香りを分析したり、“味覚センサー”という装置を使って、食品の香りと味との関係を解明し、商品開発に生かしたりしています。
 これらの装置は地元の企業にも開放しているため、第一線で働くプロの方と肩を並べて研究できること、そして、今ある商品を化学の力でより良いものにブラッシュアップしていくことにやりがいを感じています。今後は、集大成として、卒業論文にまとめていく予定です。

地元企業の協力を得て トマトを使ったお酒を開発

 研究と並行して、1年生から所属している学科内のサークル「食品開発研究会」の活動も行っています。3年生の時には、主体となって「とまとのお酒」を開発。JAにじ(福岡県うきは市)から提供された100キログラムのトマトを使い、久留米市のワイナリー・株式会社巨峰ワインの協力のもと、90リットルのお酒を作りました。何度も企画会議を重ね、味わいや酸味の強さ、ボトルのタイプやラベルのデザインなど、すべてゼロから考え、約半年をかけて完成。お披露目会では用意した130本がたった5分でなくなり、それまでの苦労も一瞬で吹き飛ぶほどうれしかったです。
 卒業後は夢だった食品メーカーに勤め、研究職の道に。在学中に、食品ラベルを読み取る力を問う「食品表示検定」中級を取得し、いち早く即戦力となれるよう努力します。そして、化学の力で食の安全を支えていきたいです。

私のお気に入りアイテム

パソコンで長時間作業することが多い私にとって、癒し効果絶大のクマのクッション。常にイスの上に置いています。

ひとこと

「食品加工プラント」が誕生!
昨年、生命科学部の施設として、企業で実際に使用されている食品加工機器を揃えたミニチュアの食品工場「食品加工プラント」が完成しました。パンや麺類のほか、乳製品やレトルト食品など幅広い食品の製造が可能で、九州の大学では唯一の設備です。実践的な研究ができるため、社会で通用する現場力を身に付けることができます。



同じ分野の記事を見る!

化学・生命科学系の全ての記事を見る

このページのトップへ