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未来研究所

2019年度版

脳とストレスの関係性について 未知なる領域を探求する喜び

学生編京都産業大学
総合生命科学部  動物生命医科学科 4年

M.S 先輩
福井県立若狭高等学校出身

グリア細胞の解析を通して 難治性疾患の治療に貢献したい

 生命科学の中でも脳に関連する疾患に関心を持つ私は、脳がストレスによって受ける影響や傷ついた脳の修復メカニズムを明らかにすることをテーマに掲げる研究室に所属しています。
 脳の性質や機能については、長年の間、脳の神経細胞が関係すると思われてきました。しかし近年では、神経細胞の周囲に存在するグリア細胞が、脳の機能を正常に保つためにさまざまな役割を果たしていると報告されています。そこで私はグリア細胞に着目し、ストレスに起因する脳の疾患や中枢神経疾患との関連を探っています。
 私たちの暮らしに身近な脳梗塞や認知症もストレスに起因するのではないかとの見解があります。私は自らの研究を通して、これらの疾患の治療に少しでも貢献できればと思っています。グリア細胞に焦点を当てた研究は、海外では盛んに行われていますが、国内では珍しいようです。未知の領域に踏み込み、さまざまな実験と試行錯誤を繰り返しながら、自分らしくのびのびと考察が行えることに喜びを感じています。

卒業後は大学院に進み 医薬品の開発者をめざす

 実験については、主に実験動物のラットを用いて行っています。薬の投与実験や、脳の組織を染色し、光学顕微鏡を用いてグリア細胞をはじめとする脳細胞の数量や形状の変化などについてのコントロールと疾患モデルを比較。次の実験につなげていくため多くの解析を行います。
 本研究室では外部の研究機関との連携も確立されており、第一線で活躍する研究者との共同研究に挑戦できる日を楽しみにしています。
 この研究をさらに深く掘り下げていくために、卒業後は京都産業大学生命科学研究科に進学します。将来は、さまざまな難治性疾患などの医薬品の製造や開発に関わる職業に就きたいと考えています。

私のお気に入りアイテム

金冠剪刀、マチュー持針器など、解剖で用いる道具は10種類以上。先輩から後輩へ、大切に受け継がれています。写真はマチュー持針器(左)と丸型ピンセット(右)

ひとこと

理系学部にも英語力が重要

理系学部をめざす皆さんに、ぜひ知っていただきたいこと、それは英語の重要性です。先進的で多様な知識を得るには海外の論文を読み、講演を聞く必要があるからです。京都産業大学では通常の授業においてTOEIC®対策などのほか、コミュニケーション英語も実施。実力別のクラス編成で、無理なく着実に英語力を高めることが可能です。私自身、英語力の大幅な向上を実感しており、この大学を選んで良かったと考えています。



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