ホーム > 未来研究所 > 化学・生命科学系 > 東京電機大学 大学院 > 高分子材料開発の膨大な実験工程を プログラミングで「モデル化」する

未来研究所

2019年度版

高分子材料開発の膨大な実験工程を プログラミングで「モデル化」する

学生編東京電機大学 大学院
 工学研究科 物質工学専攻 修士課程 1年

M.I 先輩
茨城県立下妻第一高等学校出身

pH値によって色が変わる 高分子フィルムを開発


 プラスチックに代表される高分子材料の研究を行っています。私が取り組んでいるのは、「pH(水素イオン指数)」に反応して、色が変化する高分子フィルムの開発。安価で、反応が目に見えやすいので、河川に設置する環境モニタリングの測定器などに応用したいと考えています。
 この研究で難しいのは、1~14まであるpH値それぞれに合わせてフィルムの色を変化させること。この膨大な実験工程のシミュレーション用に「モデル式」をつくるのが私の仕事です。
 これは合成に使う試薬の量などを細かくデータ化して、数式に当てはめ、作業の効率化に役立てる取り組み。つまり、統計学を用いて、実験プロセスを「見える化」する作業です。
 新しい「モデル式」をつくるには、プログラミングの専門知識も必要になります。つまり、高分子化学+統計学+情報工学の融合領域。こうした高度な研究に携われるのは、理工系の総合大学である東京電機大学ならではだと思います。

「ものづくり」の現場で 化学の専門知識を活かしたい

 化学に興味を持ったのは、中学生の頃、テレビで化粧品開発の現場を見たのがきっかけ。自分のアイデアが商品化されるというプロセスに魅力を感じ、現在の道を選びました。
 大学で再認識したのは、広い意味で「ものづくり」に興味があるということ。特に実用化に近い研究ほど力が入ります。現在の高分子フィルムも国内の学会で発表をした際、企業からの注目度が予想以上に高く、大きな可能性を感じています。
 将来の夢は、化学の知識を活かした「ものづくり」ができる技術職に就くこと。プログラミングを用いた「モデル化」のスキルを企業の開発現場でも試してみたいと思っています。

私のお気に入りアイテム

ストレス発散グッズのスライム。研究の合間に握ったり形を変えたりして遊んでいます。

ひとこと

きれい! 華やか! おいしい!
きれいなキャンパスが魅力。2017年に新設されたシステムデザイン工学部の学生はおしゃれな女子が多く、キャンパス内も一気に華やかになりました。また、キャンパスを一歩出ると周辺には、おいしいラーメン屋さんやおしゃれなカフェがいっぱい! 週3でラーメンを食べても回りきるにはぜんぜん追いつきません(笑)。



同じ分野の記事を見る!

化学・生命科学系の全ての記事を見る

このページのトップへ