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未来研究所

2020年度版

乳がん細胞の増殖を抑える新たな女性ホルモンを求めて

学生編九州産業大学
工学部物質生命化学科 ※ 4年 木山亮一教授研究室

Y.N 先輩
長崎県立佐世保南高等学校出身

複雑なメカニズムに魅せられて日々遺伝子の研究に熱中!

小学生の頃から“がんを研究する科学者になりたい”という夢がありましたが、高校時代は、生物に対して暗記する教科だという退屈なイメージを持っていました。しかし、大学で学んでいく中で、遺伝子がタンパク質に変わるまでの過程には無数の因子が作用していることを知り、その複雑なメカニズムに奥深さを感じるようになりました。
現在は、女性ホルモンであるエストロゲンと同じ働きをしながらも、乳がん細胞の増殖を抑える物質がないかを研究しています。エストロゲン活性のある物質を含む化合物について、研究室のメンバーで分担して調査しており、私は生姜から抽出した成分を乳がん細胞に加えることで、タンパク質がどう変化するかを調べています。がん細胞が増殖しないことが分かれば、乳がんの方でも安心して女性ホルモンを摂取できるようになるのではないかと考えています。

豊富な選択肢の中で夢中になれることが見つかる

がんの研究に没頭する毎日ですが、入学したばかりの頃は、食品や薬品などさまざまな分野にも興味がありました。「食品開発研究会」というサークルに所属し、農家と連携して「いちご
ジャム」や「トマトケチャップ」
を作り、博多阪急で販売した
こともあります。
このように、私は低学年から幅広い分野を学び、私はその中でがんという研究テーマを見つけることができました。今度、授業の一環で国立がん研究センターを見学するのですが、今からもう楽しみで仕方ありません(笑)。“乳がんで苦しむ人を救いたい”という目標に向かって、来年は大学院に進学する予定です。
自分の可能性は、あなた自身が選択できます。大学で興味のあることにたくさん触れて、一番夢中になれることを見つけてください。

私のお気に入りアイテム

細胞生物学の教科書。大学院の授業も受講しているので、要点を書き込みながら見直しています

ひとこと

私は苦手な国語を克服するために、SF小説や遺伝子の専門書など、気に入った本を読むように心がけています。そうすることで国語に親しみを持てるようになり、文章構成力が上がってきたと感じています。無理せず、まずはできることから始めることが大切だと思います。



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