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未来研究所

2020年度版

人は音をどのように知覚するのか......その探求から新たな音響環境を実現

学生編
バイオ・情報メディア研究科  メディアサイエンス専攻 博士前期課程 2年

H.Y 先輩
埼玉県立熊谷女子高等学校出身

人間の音に対する知覚を環境や音の違いから紐解いていく

7月に中国で行われたマルチメディア分野の論文コンテストである「NICOGRAPH International」に参加し、はじめて英語での論文発表を行いました。とても緊張しましたが、しっかり準備した甲斐もあり、質疑応答も含めて満足のいく発表ができました。
発表した研究内容は「Learning Effect of Fore-Aft Perception of Familiar and Unfamiliar Sounds」。研究室では「サウンド×ヒューマン」というテーマのもと、音と人の接点について研究をしています。なかでも私が取り組んでいるのは、人間の前方と後方から音を出したときに、馴染みのある音とない音ではその知覚に差が生じるか、というテーマです。研究では、被験者の前後にスピーカーとモニターを設置し、前方には後方のモニターが確認できるように鏡を設置。そこで、馴染みのある音として人の声と話している人の映像、馴染みのない音として電子音と図形が表示される映像を発信します。前後の発信位置と音の種類による違いを検証しています。

人と音の研究を深めた先に音響の新たな在り方を探求

人が音をどのように知覚しているか。環境や音の種類によってどのような違いが生まれるか。このような研究は、例えば、音楽や映画を見るときの音響環境のつくり方に関わってくるもの。人と音の関係を見出すことで、よりよい音響環境や音を使った表現の可能性が広がることにつながります。
もともとはライブの音響エンジニアに憧れてメディア学部を選び、大学院にも進学しましたが、現在興味があるのは音響環境の世界です。卒業後は音響映像系の企業に就職することが決まっています。これからも、人が音を楽しむときのよりよい環境を提案し、新しい音の世界を創造できる技術者として成長していきたいと思います。

私のお気に入りアイテム

手帳は昔から手書き派ですね。就職活動もあったので、今年は少しまじめな感じにしました。

ひとこと

作曲機材やスタジオといった音響の分野はもちろん、動画制作やモーションキャプチャーなど、研究や実習のための本格的な設備が豊富に揃っているのが大きな魅力です。研究を進める中で動画を制作する必要がありましたが、学部の授業で覚えた制作のスキルと学内の機材を使って、自分ひとりでつくることができました。



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