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未来研究所

2020年度版

データ構造同士の"そっくり度"を高速で計算するプログラムを設計

学生編九州工業大学 大学院
情報工学府 先端情報工学専攻 博士前期課程 1年

N.A 先輩
大分県立安心院高等学校出身

膨大なデータの中から有用な規則を高速で見つける

データマイニングという言葉は聞いたことがありますか? 情報化が一気に進んだことから、さまざまな分野において大量のデータ(ビッグデータ)が蓄積されています。もはや人が直接見ても手に負えないため、ビッグデータから有用な規則を見つける、このデータマイニングの研究が発展。その中でも、私たちは「木構造」と呼ばれるデータ構造を対象に、研究を行っています。木構造とは、その名の通り木のような形をとるデータ構造のこと。現在は、例えば、AとBのデータ構造がどれだけ似ているのかを表す「類似度」を高速に計算するプログラムを設計し、それによって木構造データのタイプを類別していきます。具体的には、地元の医療機関と提携し、提供いただいたウイルスのDNAデータの糖鎖を調べ、似ているデータ構造をビッグデータから抽出し、そのウイルスに有効なワクチンを見つけることができるのではないかと考えています。現在までに蓄積したデータがあれば、医師の目でしか判断できなかったものが、データから精度の高い答えを導けるかもしれません。

遊び心やセンスを交えながらアイデアを形にする楽しさを実感

大学受験前、ちょうどAIの活用が話題になっており、「これからは情報技術が必須!」と考え、この道に進みました。なかでも、九工大の情報工学部は1986年に創設された日本初の情報工学部。比較的新しい学問でありながら、30年以上の歴史があるこの大学で学べることが誇らしいです。
情報工学の醍醐味は、コンピューターの中で自分のアイデアを形にできること。プログラムの基礎をしっかりと身につけさえすれば、自分の理想の形に近づけるために、どんなアルゴリズムを実装するか考えたり、こんな動きがあるとおもしろいだろうなと遊び心を交えてつくりこんだりと、自由自在です。今後も楽しむ気持ちを忘れず、高みを目指して研究を進めていきます。

私のお気に入りアイテム

研究に欠かせないデジタルペーパー。PDFに直接書き込め、ノート代わりに活用しています。

ひとこと

将来は、今学んでいることを生かし、エンジニアの仕事に就きたいです。社会の役に立つシステムをつくるためにも、今は国家試験の一区分である「基本情報技術者」の資格取得に向け、勉強に取り組んでいます。自分で勉強する以外にも、研究室の後輩にプログラミングについて教えることが、自分の理解や知識を深めるために役立っています。



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