ホーム > 未来研究所 > 東京工業大学 > 超伝導の研究と人力飛行機制作の活動。両方から研究スキルと知識を学びました!

未来研究所

2010年度版

超伝導の研究と人力飛行機制作の活動。両方から研究スキルと知識を学びました!

学生編東京工業大学
大学院 理工学研究科 物性物理学専攻

C.O 先輩
東京都立国立高等学校出身

鳥人間コンテストに参加したかった

 昔から「なんで?」にこだわるタイプの子でした。「なんで空は青い?」「なんで星の色は違う?」「二重の虹はなんでできる?」などなど。理科や物理の先生にしつこくこれらの質問をして、納得するまで説明してもらっていました。数学や物理など理系の学問は、明確な答えが出ます。ものには理由があることが単純に面白くて、しだいに物理の世界に惹かれるようになりました。
 なかでも、空や宇宙に強い憧れを持っていた私にとって、東京工業大学を目指した理由はふたつありました。ひとつは宇宙について学ぶこと。ふたつ目は鳥人間コンテストに参加することでした(笑)。実際、入学後、鳥人間コンテスト出場常連の名門サークル「マイスター(Meister)」に参加。約80名のチームの一員として2大会の出場を経験しました。
 私の担当分野は駆動系。ペダルをこぐとプロペラが動く機構づくりに携わっていました。女子メンバーは常時6~7名。みんなで徹夜作業をしたこともありました。

超伝導体が浮いときの感動は忘れられない

 物理の世界に没頭したのは、マイスターの活動を引退してからでした。まず、第1類に入学した私は、2年次から物理学科に進みました。そして、実験で現在の研究対象でもある「超伝導」に出合いました。超伝導体が磁石の上で浮いたときの感動は忘れられません。結局、宇宙よりも超伝導に傾倒してしまい、大学院でも「異方的超伝導」について研究しています。細分化された分野なので研究の詳細は省きますが、修士課程2年になってやっと見えてきたことがあります。それは「研究の本当の面白さ」。物理学の基礎理論、実験のスキル、関連するさまざまな専門用語。こういったバラバラだったパーツが磁石で引き合うようにつながっていくのを感じています。
 マイスターでの活動を含め、社会に出て立派に活躍できるだけのスキルと知識を、この大学でじっくり時間をかけて教えてもらっていたことを改めて実感しています。

私のお気に入りアイテム

マイスターのテスト飛行の様子。メンバーの思いを乗せた機体が浮いた瞬間、体が震えました。

ひとこと

修士課程修了後は、大手電機メーカーへの就職が無事決まりました。エネルギー開発、具体的には原子力発電の仕事に携わる予定です。エネルギー自給率の低い日本では、今後ますます注目が集まる分野です。開発の立場から安全利用の促進に貢献したいと思っています。

このページのトップへ