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未来研究所

2010年度版

工業・医療分野で注目される「遺伝子の全合成」に挑戦中!

学生編山口大学
大学院 医学系研究科

S.W 先輩
私立広島女学院高等学校出身

廃材を原料にバイオエタノールを生産?

 「遺伝子組み換え」ではなく「遺伝子の全合成」と聞いて、違いがわかる人は少ないでしょう。私が取り組んでいるテーマは後者の「遺伝子の全合成」。簡単に言えば、目的に合った遺伝子を化学的にゼロから合成すること。既存の遺伝子をベースに行う「遺伝子組み換え」に比べ、必要な物質を効率よくつくることができる技術なので、工業・医療分野で実用化が期待されています。例えば、廃材から次世代燃料のバイオエタノールを生産することが、この技術で可能になるかもしれません。

山口大学が取り組む「医工連携」を実感

 幼少の頃から生物に興味があり、小学校時代は、カブトムシの成長を観察するのが大好きでした。中学、高校でも、生物や化学が得意だったので、山口大学に化学の分野で生物の知識を学べる学科があるのを知ったときは、「コレだ!」と思いましたね。
 学部時代は工学部応用化学科に在籍し、生物化学をメインに学びました。さまざまな講義や、興味深い実験を経験するなかで、たどり着いた研究テーマが、現在所属する赤田倫治教授の研究室が取り組む「遺伝子工学」の分野でした。
 現在、博士前期課程の2年生。専攻は、山口大学が力を入れている「医工連携」を体現している医学系研究科。工学系を学びながら、医学系の知識も習得できます。私も大学病院の検査の様子を見学したりして視野が大きく広がりました。
 将来は、身につけた遺伝子工学の知識と工学系の研究スキルを、社会のために役立てられるような仕事に就きたいと思っています。

私のお気に入りアイテム

研究室に鎮座する遺伝子を合成する機械。今では長い付き合いです。

私の就職活動

企業の研究職なども検討しましたが、現在は地方公務員として、「化学」分野の仕事に就く道を模索中。行政には、水質調査などの実務を担う職種が一定数、存在します。地元である広島県で、人々の役に立つ仕事をしたいなと思っています。

ひとこと

2009年3月にキャンパス内にピカピカの女子寮が完成しました。実は私、そこで寮長を務めています。風呂・トイレ別で、エントランスはオートロック式、しかも家賃は月額2万4300円と近くのアパート並み!快適なキャンパスライフを送っています。



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