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未来研究所

2010年度版

ナノメートルサイズの「超微粒子」は将来の暮らしにどう役立つ?

学生編群馬大学
大学院 工学研究科 機械システム工学専攻

C.S 先輩
私立作新学院高等学校出身

実験は試行錯誤の連続……でも楽しい!

 現在は、マイクロメートル*サイズの微粒子をプラズマによる数千度の高温にさらすことで、ナノメートル*サイズの超微粒子にする研究に取り組んでいます。超微粒子にすることで、物質の特性は変わります。例えば、融点が下がったり、硬度や磁性(磁石としての力)が強くなったり……。つまり、丈夫になったり、取り扱いやすくなったりするのです。
 私が扱っているのは「ニッケルチタン」。形状記憶合金として実用化されていますが、さらに合金として一定の濃度を保った超微粒子をつくる研究をしています。超微粒子は非常に小さなものなので、予期しない現象が起こりやすく、実験の結果が安定しづらい。少しずつ条件を変えながら、実験を繰り返しています。失敗も多く難しいですが、とても面白いですね。
 *マイクロメートルは1メートルの100分の1、ナノメートルは1メートルの10億分の1となります。

本当にやりたいことは何なのか、が大切

 父が、自動車会社で研究の仕事をしており、子どもの頃から仕事の話を聞いて育ちました。自動車の展示会場に連れていってもらったり、人間型のロボットが動いている姿を見て感動したり……。「私もこういう仕事ができたらいいなあ」と、工学部への進学を考えるようになりました。ひとり暮らしをしてみたかったこともあり、地元から少し離れた大学を選びました。自然に囲まれた環境が気に入っています。
 進路を考えるとき、どうしても「理系と文系どちらが得意か」といった理由で決めてしまいがち。でも私は、何となくでもいいので「将来の目標」を考えることをおすすめします。本当にやりたいことが何なのか、あとで後悔しないようにじっくりと考えてみてください。

私のお気に入りアイテム

学部生時代は馬術部に所属。大会にも出場していました。写真は卒業記念にいただいた、愛馬の蹄鉄をあしらった盾。

私の就職活動

自動車業界を中心に、家電メーカーなども視野に入れて活動しています。研究を通じて学んだ、失敗してもあきらめずに原因を追求し成果に変えていく精神を仕事に活かして、かわいいクルマ、環境にいいクルマをつくってみたいですね。

ひとこと

最近はキャンパスに女子が増えて、華やかな雰囲気になったのがうれしいです。女子が少ないかもと心配な人もいるかもしれませんが、安心して入学してください。あと、男子も個性的なキャラクターの人が多くて面白いですよ。

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