日本大学 工学部 物質化学工学科
M.N 先輩
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「グリーンケミストリー」がテーマ。 こらからは化学も環境にやさしく!

中学での実験で 理科嫌いが一変
今の研究にたどりつくまでに小さな物語があるんです。ずっと嫌いだった理科への思いが一変したのは、中学でとある実験に出合ってから。水素に火をつけて小さな爆発反応をみるというたわいのないものでしたが、私の魂を揺さぶったんです。文字で書いてあることが本当にそのまま目の前で起きる。小さなフラスコの中に大きな宇宙を見たんです。化学が大好きになったのと時を同じくして、父親が事故に遭ってしまい……それをきっかけに将来は医薬や生活用品で人の健康や生活を支えたいと思うようになりました。関西学院大学を選んだのは、純粋に化学の研究ができると思ったから。さまざまな大学の資料を取り寄せて調べてみると、同じ化学の専攻でも大学によって応用を重視したり、工学寄りであったり千差万別だと気づきました。
薬品の反応を限りなく探る プロセス化学に魅せられて
私の研究は大きなカテゴリーで言うと「プロセス化学を志向した反応開発」。薬品を混ぜ合わせて起こる反応を探ります。ただ探るのではなく、難しい反応を起こすためには希少で高価な試薬を使いがちなのですが、それをどこにでもある安価なものでできないか試すんです。もし、それがうまくいき、医薬品メーカーが採り入れれば、世の中の薬の値段が下がるわけです。また、「グリーンケミストリー」と呼ばれる、発ガン性の低いものや再利用できる試薬を使うなど、環境に配慮した研究も最近のテーマのひとつです。将来は「この商品じゃないとダメ」と、こだわってもらえる製品を一生にひとつでもつくり出せたら幸せですね。

高校生にアドバイス
テストの成績を理由に理系進学をあきらめるのはもったいないです。大学に入ってから、もう一度基礎を教えてくれるシステムもありますので、あまり理系科目への苦手意識を持たないでほしいです。やはり大学では好きなものに挑戦してください。
化学専攻1 年次の必修講義の「基礎化学実験」では、教育熱心な担当教授から毎回レポート提出を求められ、徹底的に指導されました。当時は半泣きでしたが、今ではものを考える力、論理的な文章を書く力が養われ、とても感謝しています。
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