日本大学 工学部 物質化学工学科
M.N 先輩
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自然界の物質を人工的に合成する 研究に取り組んでいます。

殺虫効果のある物質を この手でつくりたい
私の研究対象は「Cripowellin A」。これは、観賞用の植物クリナムポウェリー(Crinumpowellii)の球根や地下茎に含まれる物質で、高い殺虫活性* を持っています。この物質を人工的に合成するのが、私の研究内容です。もともとは「化粧品」に興味があり目指した化学の分野。殺虫効果のある物質の研究にたどり着くとは想像もしませんでした。合成研究は長い期間が必要です。まだ世界的にもCripowellin A の人工合成に成功した研究者はおらず、日々の実験は試行錯誤の連続です。いろいろな工程を経て反応を検証し、うまくいかなければ触媒や温度などの条件を変えてやり直します。実験は10 ~ 15 分で終わるものから、数日かかるものまであります。1 日10 時間ぐらいは研究室にいますね。
合成研究は 登山のようなもの
研究の道のりは、よく登山に例えられます。頂上まであと一歩というところで登頂ルートの間違いに気づき、下山して登り直すことも珍しくありません。私の現状は「6 合目か7 合目まではきている」感じでしょうか。実験は常にはかどるわけではなく、過去には同じ場所で何ヵ月も停滞したこともありました。そんなときは、研究室の先輩や仲間が力になってくれますね。研究のテーマは一人ひとり違うのですが、似たような実験をしているケースも多いので、経験を踏まえてお互いにアドバイスし合っています。でも最終的には、自分がもう一度頑張らなければ、状況を打破することはできません。何がなんでもやってみようという気持ちで、日々チャレンジを続けています。

「化学」「研究」をキーワードに就職活動しました。研究に携わる環境であれば、どんな対象を与えられても興味を持って取り組むことができる自信はあります。化学を学んだからこそできること、力になれることを見つけていきたいですね。
広々としていて、季節の移り変わりが感じられる八王子キャンパスが気に入っています。特に研究棟は新しくてパウダールームもすごくきれい! 研究室を出てすぐのところに大きな窓があって、春はそこから眺める桜がみごとです。テラスからは富士山も見えますよ。
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