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新素材の"超親水性薄膜"ができれば、 鏡やガラスの曇りにサヨナラ!

化学を学ぶほどに 新しい発見がある
いい香りを化学的に調合するーー。
私を化学の世界に導いてくれた思い出の実験です。それは、高校在学中の有機化学の実験でした。芳香族、つまり芳香を持つ化合物にエタノールを混ぜたり、酪酸を混ぜると香りがどんどん変化していきます。「香り」のような、普段何気なく接しているものが、化学の力によってまったく違う側面を見せてくれる……。学ぶほどに新しい発見があるところに魅力を感じ、化学を深く学びたいと考えるようになりました。大学受験の際、高校の先生に相談し、「化学を実践的に学べる」とすすめられたのが日本大学工学部物質化学工学科* でした。
⋆工学部 物質化学工学科は2010 年度より生命応用化学科に名称を変更します。
曇りを防ぐ 超親水性素材の薄膜
現在は所属する研究室で、新素材を用いた薄膜(非常に薄い膜)の開発に取り組んでいます。研究の内容は、水によく濡れる(超親水性)薄膜をつくることです。そのためには、まず新しいアルミニウム化合物をつくり、それをガラス上にコーティングします。例えば、この薄膜を鏡にコーティングすると水が表面によくなじみ、水滴などでジャマをされない曇らない鏡ができ、お風呂では特に重宝されます。ほかにも、自動車のサイドミラーに応用すると雨の日でも視界が確保され安全運転に役立ちます。現在は試行錯誤しながら、さまざまなデータを検証しているところです。
将来は化学の知識や研究の経験を活かして、「世界初」の何かをつくり出してみたい。それは新しい素材かもしれないし、新しい香りかもしれない…。そのために、目の前の研究にいま全力で取り組んでいます。

研究・開発の仕事に就き、誰も開発していない何かを開発したいと考えていました。指導教授のすすめもあり、私の研究内容とも関連が深い企業に就職が決定。就活中には日本大学の卒業生の方と出会うことも多く、親近感が持て、心強かったです。
日本大学工学部の学生はほとんどが大学の近くでひとり暮らしをしています。友達の家に集まって勉強をしたり、語り合ったりするうちに自然に絆が深まります。これは、首都圏の大学では味わえない感覚だと思います。ちなみに、大学周辺のアパートの家賃は月3 万~ 4 万円です。





