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政府の取り組み

理工系女性が活躍するための 社会制度が整いつつあります。

理工系女性に 熱いエールを送る経済界

 これから本格的に人口が減少していく日本社会。日本という国が今後も持続的な成長を続け、社会の様々な課題を解決していくためには、科学技術のイノベーション(技術革新)が欠かせません。イノベーションを起こすには多様な人材が必要とされており、今、社会から強く求められているのが理工系の女性です。
 ところが、現実に国内の女性研究者の割合を調べてみると、日本は14.7%。イギリスの38.1%、アメリカの34.3%に比べて明らかに低く、お隣の韓国の18.5%も下回っています。「ここには、なにか構造的な理由があるのではないか、しかし、その分今後の可能性も高いのではないかと私たちは考えています」と語るのは、内閣府男女共同参画局推進課の大隈由加里課長です。「女性が理工系へ進みづらい環境や、理工系に就職しても続けることが難しい環境があるのではないかと考え、その点を変えていくことに力を入れています」
 その取組の1つが、理工系を目指す女子生徒・女子学生を応援するポータルサイト『理工チャレンジ(リコチャレ)』(http://www.gender.go.jp/c-challenge/)。内閣府が運営し、若い世代が理工系の将来を考える際、参考になるイベントやロールモデルの情報を発信しています。セミナー、工場見学会、実験教室、仕事体験などのイベントには企業の協力が不可欠ですが、毎年確実に協力企業・団体が増えており、企業側も真剣に女性研究者・技術者の採用や登用に取り組んでいる様子がひしひしと伝わってくるそうです。

好きな道をあきらめず、 長く社会で活躍を

 女子生徒が進路を選択する際、相談する相手といえば「保護者」と「学校の先生」でしょう。このとき、保護者や先生に「理工系は男性の仕事」という誤った固定観念があると、理工系を避けるようアドバイスする可能性があります。大隈課長自身も高校1年生の終わりに文理選択に悩んだ経験の持ち主。保護者や先生が正確な情報を持つことの重要性を熟知しており、現在は自らの体験を生かして男女共同参画の推進に力を入れています。
「私が就職した頃に比べ、現在は両立支援制度など、女性が働き続けるための法整備も進んできています。2016年4月には女性活躍推進法が全面施行され、労働者301人以上の企業には社内の女性の活躍状況を把握し、事業主行動計画を策定・公表することが義務づけられました。この法律を着実に施行したいと考えています。さらに国内の女性研究者・技術者を増やすため、参考となる諸外国の取り組みについて調査する予定です。女子生徒・学生の皆さん、理工系女性が活躍できる環境づくりは確実に進んでいます。ぜひご自分の好きな分野へ進み、長く仕事を続けてください」

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プロフィール

内閣府 男女共同参画局 推進課長

大隈 由加里 さん

『理工チャレンジ(リコチャレ)』Webサイト

『理工チャレンジ(リコチャレ)』イメージキャラクターリコちゃん

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