ホーム > 政府の取り組み > 理工ガールの活躍が「科学技術立国」にイノベーションを起こす! ー女性の理工系人材の育成に向け、多彩なチャレンジの場を用意しています

政府の取り組み

理工ガールの活躍が「科学技術立国」にイノベーションを起こす! ー女性の理工系人材の育成に向け、多彩なチャレンジの場を用意しています

女性の理工系人材の育成に向け、 多彩なチャレンジの場を用意しています

 人口減少社会を迎えた日本がこれからも国際競争力を維持・強化するためには、イノベーション(技術革新)が不可欠です。イノベーションを起こすためには従来にはない多様な視点や優れた発想が必要であり、女性の活躍が欠かせません。政府は女性を「我が国最大の潜在力」と位置づけ、特に理工系分野の女性研究者・技術者の育成を極めて重要と考えています。
 ところが残念なことに、研究者に占める女性の割合は2017年時点でわずか14.7%。工学系学部に占める女子学生の割合は14%で、まだまだ少ない状況です。そこで文部科学省では女性の科学技術人材を育成するため、さまざまな施策を用意。その内容を科学技術・学術政策局人材政策課の米田梓課長補佐に伺いました。

 

小学生から高校生まで
理系キャリアパスを開拓支援

 「まず、小中学生を対象に2017年度から新たにスタートした試みが、『ジュニアドクター育成塾』です。理数分野に意欲や才能のある小中学生を募り、講義や実験、最先端施設の見学などで視野を広げた後、対象者を選抜。夏休みや週末に大学などが用意した教育プログラムを受講し、最終的には論文執筆や学会での発表をめざすというハイレベルな内容です。高校生対象では、先進的な理数教育を実施する『スーパーサイエンスハイスクール』が全国各地に203校設置され、高い認知度を誇ります。また、科学技術分野でグローバルに活躍したいと考える高校生を支援するため、2014年度から始まった施策が『グローバルサイエンスキャンパス』です。これは大学が地域の高校生を選抜し、大学で講義や実験・実習などを提供するもので、英文論文の執筆指導や国際コンテストへの参加などをプログラムに加えたことが特徴となっています」

チャレンジの場を活用し
科学技術分野で活躍を

 文部科学省では、各年代における力試しや切磋琢磨の場も数多く用意しています。米田さんによれば、女子も参加できるコンテストやイベントもあるようです。
「例えば『科学の甲子園ジュニア』と『科学の甲子園』では、地方大会を勝ち抜いた中高生チームが共通の課題に挑戦します。数学・物理・化学・情報・生物学・地学・地理の7分野で成績を競う『国際科学オリンピック』は、世界中から優秀な高校生が集う研さんの場になっています。同じく世界中から選抜された高校生が自由研究を発表する科学研究コンテスト『IntelISEF』は、毎年米国で開催され、日本の女子高校生も受賞実績があります。大学入学後には自主研究の成果を競い合う『サイエンス・インカレ』もあり、小学生から大学生まで多彩なチャレンジの場を提供しています」 さらに『女子中高生の理系進路選択プログラム』では、女子中高生を対象に講演会や交流会、出前授業などを開催。身近な理系女性のロールモデルと会い、進路選択を具体的に考えるきっかけになります。官民協働で海外留学を促進する『トビタテ!留学JAPAN』プロジェクトでは、未来テクノロジー人材コースを新設。人工知能、ビッグデータ、IoTなど将来有望な理系分野で専門性を高めたい学生のための留学先が用意されるようになりました。
「女子高校生の皆さんには、ぜひこうした場を利用していただきたいと思います。理系の職場もこの30年で大きく様変わりしましたし、理系女子を歓迎する空気も社会全体に広がっています。ぜひアンテナを高く掲げて情報を集め、科学技術分野へ羽ばたいてください」

«前の記事:理工ガールの活躍が「科学技術立国」にイノベーションを起こす! ー社会で求められる理工系女性。世の中の役に立つ仕事が待っています
理工ガールの活躍が「科学技術立国」にイノベーションを起こす! ー女性の理工系人材の育成に向け、多彩なチャレンジの場を用意しています

プロフィール

文部科学省 科学技術・学術政策局 人材政策課 課長補佐

米田 梓 さん

このページのトップへ